一般歯科・根管治療/予防治療/歯周病治療

虫歯治療・根管治療で大切にしていること

虫歯治療・根管治療で大切にしていること

当院で行う歯科治療は、患者さまにご自身のお口の中の状況をしっかりと把握していただき、治療内容について明確にお話をした上でご納得いただいてから治療を始め、途中の経過もその都度お伝えしながら治療のゴールを目指していくことを大切にしています。虫歯が深く進行した場合は根管治療とよばれる歯の根の治療を行うことになりますが、治療することによるメリットとリスクを両方お話しして、まずは本当に根管治療が必要なのかどうかという部分から患者さまと相談を重ねながら治療を進めていきます。また、患者さまの大切な歯を少しでも長く残せるように、できるだけ削らない・抜かない治療を実践することで、歯の寿命を延ばすよう最大限の努力をしています。

治療を先送りにするリスク

治療を先送りにするリスク

「仕事が忙しいから」「気になるけどそれほど痛くはないから」といった理由で、歯科医院に行くことを先送りにしてはいないでしょうか。治療が必要な段階にまで虫歯などが進行してしまった歯は、できる限り早く対処する必要があります。すぐに歯科医院で対応していれば治療にかかる手間も時間も少なく済んだはずの歯でも、先延ばしにすることでその分治療が大掛かりになって患者さまの負担が増すことを考えると、治療を遅らせるメリットは一切ありません。小さな虫歯は1回の診療で治療が終わりますが、大きくなるにしたがって2回、3回と通院回数が増え、削らなければならない歯の量も増えていきます。歯の根の部分にまで虫歯が進み、根管治療が必要な段階に至った場合、1~2か月単位で何度もご来院いただくことになります。もちろん患者さまが感じる痛み、治療にかかる費用も増してくるので、お口の中に気になる症状がある時は、先送りにせずに早めに歯科医院を訪れて医師のチェックを受けることが大切です。

痛みを抑えた治療のための取り組み

痛みを抑えた治療のための取り組み

当院では常に患者さまの目線に立ち、できる限り負担や不安が少なくなるような治療を目指しています。そのために治療中の痛みを最小限に抑えるさまざまな工夫をしています。治療で必要な場合は麻酔を行いますが、麻酔注射に苦手意識をお持ちの方は一般的に多いものです。当院ではジェル状の表面麻酔を備えており、麻酔の針を刺す前に打つ部分の歯ぐきの表面に塗っています。表面麻酔を塗ることで、麻酔の針を刺し込まれる瞬間に感じる痛みの感覚が軽減されます。また、麻酔液を体に入れるスピードが早いとその圧力で痛みを感じるため、コンピュータによる自動制御のできる電動麻酔器を使い、事前にお声がけをしてから、1ccを時間をかけてとてもゆっくり注入しています。

歯の神経を取るか取らないかの判断

虫歯が深くまで進行し、神経や血管まで及んだ場合には、残念ながら神経を取らざるを得ないことがあります。当院では、強い痛みが既に出ており、明らかに神経を取らない限り痛みが続いてしまうというようなケースでは、患者さまにお話をした上で神経を取る処置を行うようにしています。また、今は痛みはなくてもこのままだと確実に痛くなることが予想できる場合にも予防的に神経を取ることがあります。しかし、歯の神経を取ることで痛みから開放されるというメリットがある一方で、歯が脆くなって寿命が短くなるという大きなデメリットもあります。当院では歯を長持ちさせるため、神経を残せる歯はできるだけ残す治療を心がけております。判断が難しい時には、まずはすぐに神経を取らずにしばらく経過を見て、痛みなどの症状が出てきた段階で初めて神経を取る決断をします。「痛くなると嫌だから神経を取ってください」と希望される方に対しては、神経を取った場合と残した場合のメリット、デメリットをお伝えして最も良い治療法を一緒に考えるようにしています。

抜歯をするかしないかの判断

歯を抜く必要があるかどうかについては、総合的な判断が必要となります。重視するべきことは、その歯がお口の中でしっかりと機能するかどうかです。大前提として、歯はなるべくなら1本でも多く残した方が望ましいですが、グラグラになっていてちゃんと噛むことができないような歯を無理に残していてもあまり意味はありません。常に問題の歯を庇いながら、その部分を避けて毎日の食事をするぐらいなら、抜歯をした上で歯列全体で噛めるように対処をした方が患者さまの幸せに繋がります。抜歯をするかどうか考える際には、口の中にその歯があることがプラスになるのかということを考慮して、歯を残すことと抜くことのそれぞれのメリットとデメリットを比較しながら最終的な決断をしています。患者さまのご意向も伺いながら、お口の健康をトータルで考えた判断をすることが、長期的な視野に立った治療を行う上で大切です。

治療後の注意点

神経を取らない虫歯の治療を行った後

特に神経を取るかどうか判断に迷うようなケースで神経を残して経過を見ることになった時は、治療が終了して時間が経ってから治療した部分が痛くなる場合があります。痛みが出るのはその日のうちのこともあれば、数日後や1週間後ということも考えられます。気になる症状が出てくるようなら、歯科医院にお知らせください。

神経を取る処置を行った後

歯の神経を取ったからといって、一切痛みを感じなくなるわけではありません。歯の神経は歯の中だけではなく、歯の周りの組織にも通っています。神経を取る治療は、歯の中に走る神経を途中で切るようにして取り除くため、その刺激によって数日は痛みを感じることがあります。治療中はできるだけその歯を使わないように気をつけることで、感じる痛みを最小限に抑えることができます。

根管治療を行った後

根管治療と呼ばれる根の治療を行った場合は、治療の刺激で1~2日の間軽い痛みを感じることがあります。それまで慢性化していた根の先の炎症が治療をしたことで急性化して、強い痛みを感じるケースもまれに起こっています。神経を取ると歯は脆くなるため、奥歯の治療中などに硬いものを強く噛んでしまうと、歯が2つに割れてしまって抜歯せざるを得なくなる可能性もゼロではありません。根管治療に限らずどの治療においても、治療が終わるまではその部分はあまり使わないようにすることが大切です。

予防治療

予防治療の大切さ

予防治療の大切さ

歯を守るために重要なのは、虫歯や歯周病になったときにできるだけ早く適切な治療を受けることですが、虫歯や歯周病に一度かかってしまうと、どんなに的確な治療をしたとしてもお口はダメージを負います。そうなってしまう前に、早めの対処で虫歯や歯周病、そしてその治療によるダメージを回避しようという考え方に基づくものが予防治療です。定期的にお口の中のチェックを受けて、専門的なクリーニングなどのメンテナンスを継続することで治療の必要はなくなり、歯の寿命を長くすることが可能になります。いくつになっても自分の歯で食事を楽しむためには、従来の「痛くなったら歯医者へ行く」という考えではなく、「そもそも虫歯や歯周病にならないようにする」という発想で予防に積極的に取り組む姿勢が欠かせません。費用の面で考えても、症状の進行した患部の治療には長期間の通院が必要となり、大掛かりな治療をすることによって治療費も膨らんでしまうことを考えると、定期的に検診を受けた方がトータルの治療費もかえって安く抑えられます。

かかりつけ歯科医を持つこと

かかりつけ歯科医を持つこと

当院の予防治療では、歯のクリーニングを行う前に歯ぐきの状態を全体的にチェックする歯周検査とよばれる検査を行います。以前から当院に通ってくださっている患者さまについては、毎回の検査結果をカルテの中に挟んでいるので、その方のお口の中の状況の経過が傾向として見えてきます。過去のレントゲンの結果も同様に全て蓄積されており、口腔内の状態を経年的に把握できることを考えると、やはりかかりつけの歯科医院を持つメリットは大きいといえます。かかりつけ歯科医であれば継続してお口の状態を見ているために小さな変化にも気付きやすく、それにより虫歯や歯周病の早期発見・治療が可能になります。さらに、定期検診の際に患者さま一人ひとりに合わせてお伝えしている歯磨き指導や生活習慣のアドバイスをご自宅で実践していただくことで、ホームケアの質がより向上します。かかりつけの歯科医院を持つことが、大切な歯を一生涯守ることへの第一歩に繋がります。

歯を失った場合の治療法のデメリット

歯を失った場合の治療法のデメリット

歯を失った時の対処として昔から多くの人が選択している手段が入れ歯ですが、入れ歯ではご自身の歯と同じようにしっかり噛むことは難しく、また食事の後に毎回外して洗い、就寝前には入れ歯用洗浄剤に浸けておく必要があるなど、お手入れにどうしても手間がかかります。もう一つの選択肢であるブリッジは、失われた歯の上に橋渡しをするように連結した被せ物をする方法ですが、土台を作るために両隣の健康な歯を削らなければならない点が大きなデメリットです。いずれの方法も、ある程度歯の機能を回復させることはできても100パーセントの機能を補うことは不可能であり、やはりご自身の歯に勝るものはありません。歯を失ってから「もっと歯を大事にしておけばよかった」と嘆くよりも、日頃の予防の大切さに目を向けて、入れ歯やブリッジが必要になる段階に至らないための努力をしていただくことで、結果的に患者さまの時間やお金の節約にも繋がります。

ケンタデンタルクリニックで行う予防治療

ケンタデンタルクリニックで行う予防治療

当院の予防治療診療は、一般的な歯科医院が30分前後で全ての行程を済ませているのに対して、ゆったりと1時間の枠をお取りして徹底的な予防措置を行っていることが大きな特徴です。基本的な流れとしては、まずは歯周検査を行ってお口の中の状況把握をしてから、ご自宅での歯磨きでは取ることができない歯石や歯垢、着色などを専用器具を用いて丹念に取り除いていきます。必要があると思われる方には正しい歯磨きの方法や歯磨きのポイント、歯磨き以外のデンタルフロスなどの補助器具の使い方について、衛生士から丁寧なご指導をさせていただきます。虫歯は生活習慣病であるという考えのもと、生活習慣や食生活の改善についてのお話をすることもあります。最後には歯科医師が全体のチェックを行い、自分では気づかないような虫歯はもちろん、治療済みの歯や噛み合わせ、粘膜などに異常がないかどうか、お口の隅々まで確認して、普段気になることなどを伺います。問題がなければその日は終了となり、治療の必要がある箇所が見つかった場合や、クリーニングが1回で終わらなかった時は衛生士から次回の予約についてお伝えします。

歯の健康を保つためにご自宅でできること

歯の健康を保つためにご自宅でできること

毎日の歯磨きを頑張っていただくことはもちろんですが、ご自身の歯に関心を持ち、時には鏡でお口の中をじっくりと見て「ここの歯ぐきが赤いな」「ここに汚れがついているな」など、観察していただくことも大切です。また、歯磨きは洗面所で立って行わなければならないというものではなく、テレビを見ながら、お風呂に入りながらなど、リラックスできる環境で歯磨きをすることをおすすめしています。意識を歯磨きにも向けながらしっかりと時間をかけて全体を磨いているのであれば、「ながら磨き」でも問題ありません。ご自宅での歯磨きだけですべての汚れが取れるわけではないので、できる範囲で綺麗に磨くことを心がけていただき、どうしても難しい部分は歯科医院でのプロによるケアで補うことができます。歯磨きが届かない箇所などは、歯間ブラシやデンタルフロスなどの補助器具が効果的です。人によってはサイズの異なる器具を複数使っていただいた方が良い場合もあり、歯科衛生士がその方のお口の状態を見て、適切なアドバイスをいたします。

歯周病治療

なぜ歯周病は怖いのか

なぜ歯周病は怖いのか

歯周病を簡単に説明すると、歯周病菌が出す毒素によって、歯を支えている骨が溶けていく病気です。例えば「手の骨が溶ける」と聞くと誰もが恐怖感に襲われるはずですが、「顎の骨が溶ける」と聞いても多くの人があまりピンとこないようです。その理由の一つとして、歯周病はあまり自覚症状が出ることがなく、実感が湧かないということが挙げられます。人によっては歯磨きの際の出血や歯ぐきの腫れ、多少の痛みなどを伴うこともありますが、日常生活で困るような深刻な症状が出ることは少ないため、どうしても対処が遅れがちです。「血が出てきた」「最近ちょっと歯がグラつく」などの自覚症状が出る頃には、かなり歯周病が進行している可能性があります。また、虫歯と歯周病では菌の種類が異なるため、虫歯がないからと安心してしまって歯科医院に行く習慣を持たない人ほど、知らないうちに取り返しのつかない段階まで歯周病が進んでしまうケースが見られます。

歯周病と全身の健康との関係

歯周病と全身の健康との関係

人間が生きていく上で「食べられるかどうか」は何よりも生命に関わる事柄です。歯周病で顎の骨が溶けて歯がグラグラになると、その部分でしっかり噛むこと、食べることができなくなるために内臓疾患などお口の中の範囲を越えた問題に繋がります。さらに、歯周病が進行して細菌が増殖すると、歯肉の血管から体内に菌が侵入して増殖し、血液に乗って全身にさまざまな悪影響を及ぼします。歯周病菌によって心疾患が引き起こされたり、糖尿病や脳梗塞、心筋梗塞、肺炎、骨粗しょう症など、多くの全身疾患のリスクを高めることが近年わかってきています。特に糖尿病については、歯周病が「糖尿病の第6の合併症」とも呼ばれる通り、糖尿病患者が歯周病を発症するケースが非常に多く、逆に歯周病も糖尿病に影響を及ぼすと考えられるようになってきました。また、最近の研究では認知症とも深い関係を持つことが指摘されており、全身の健康を守るためにもお口の健康が重要であるという認識が広まりつつあります。

歯周病治療で心がけていること

歯周病治療で心がけていること

虫歯の治療と同じく、歯周病治療においても患者さまにご自身のお口の中の状態を知っていただくことを重視しています。また、鏡を見てもよくわからず、自覚症状が少ないために病気だという実感を感じづらいこともあり、そもそも歯周病がどのような病気で、どういう対処をすれば良いのかという基礎的な知識をご存知ない患者さまが多いため、まずは「歯周病は一体どういう病気なのか」をお伝えすることから始めています。当院では治療についてご説明するソフトを備えており、歯周病の怖さをアニメーションによって視覚的にわかりやすくお伝えして、今の状態からさらに進行すると最終的にどのような状態に至ってしまうのかを映像の力を借りて具体的にイメージしていただいています。歯周病は日本人が歯を失う原因の第1位とも言われているだけに、早期発見・早期治療が何よりも大切です。

歯周病治療が終了した後は

歯周病治療が終了した後は

歯周病の治療を受けて一旦症状が落ち着いた後は、虫歯の治療後などと同様に定期的にチェックを受けて経過を見ていくことが大切です。毎日の歯磨きを徹底していても汚れは蓄積していき、ご家庭での歯磨きでは100パーセント取り除くことは難しいものです。定期検診でプロによる専用の器具を使ったクリーニングを受けることで歯磨きでは取り切れない汚れを取り除き、歯周病の再発防止に繋げます。一度溶けてしまった顎の骨は自然に戻ることはないので、その前の段階で食い止めることを心がけましょう。また、普段の何気ない習慣が歯周病に影響を与えることもあります。虫歯の多いお子さんが気をつけるべき「甘いものを食べ過ぎない」「ダラダラ食べずに時間を決める」といったポイントは、歯周病で悩む患者さまに対しても一般的に有効です。歯周病がかなかなか改善しない患者さまには、口腔内環境はもちろん、生活習慣を見直してリスクファクターを減らし、全身の健康状態を整えていくアドバイスも行っています。

歯科医院で行う口臭治療

歯科医院で行う口臭治療

一般に口臭は歯石や歯垢が一番の原因になることから、歯磨きのしづらい部分や親知らずの周囲に汚れが残っていないかを確認し、まずは口の中を綺麗に掃除した上で、汚れの溜まりやすい状況を改善することで症状の改善に導きます。また、意外に舌の表面にも汚れがつくため、必要があればお掃除方法のアドバイスをしております。歯磨きでは掃除しづらい歯と歯の間は、専用のジェルをつけた歯間ブラシで磨くとより効果的に汚れを落とすことが可能です。お口の中の汚れの他に、唾液が少ないことが原因で口臭になるケースも見られます。元々唾液が少ない方の他に、加齢によって分泌が減る場合も考えられますが、いずれの場合も日頃からものをよく噛むことを心がけて、唾液の分泌を促すことが効果的です。これらの対処で改善が見られない時は、胃腸が悪いなどの内科的な要因による口臭という可能性も考えられます。

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