小児歯科/妊娠中の方の歯科治療

小児歯科

お子さんのことを第一に考えた院内環境

お子さんのことを第一に考えた院内環境

当院では「小さい頃の歯科医院との出会いを大切にしたい」という想いから小児歯科に積極的に取り組んでおり、歯科治療に対する苦手意識をなくして、次の来院が楽しみになるような院内環境を整えています。3つの個室が繋がっているファミリー個室では、扉を開ければ親子やご兄弟で自由に行き来することができます。ご家族で一緒に治療を受けていただくことが可能になり、医師から親御さんへ治療に関する説明をする際など、部屋の移動も簡単です。院内はもちろん段差のないバリアフリー構造で、ベビーカーごとゆったりと入っていただけます。待合室横に備えられたキッズコーナーと合わせて、クリニックの奥には10畳程の広さの防犯カメラ付き大型託児ルームをご用意し、保育士がお子さんをお預かりする無料託児サービスを実施しています。DVDやテレビ、絵本の読み聞かせなどで楽しく待つことができるので、生まれたばかりの赤ちゃんや、小さなお子さんをお持ちのお母さんも安心して治療においでください。待合室の飾り付けは季節ごとに変えており、七夕の短冊やクリスマスのサンタさんへのお願いなど、お子さんが楽しく参加できる工夫も凝らしています。

お子さんの歯を虫歯から守るために

お子さんの歯を虫歯から守るために

お子さんの歯を虫歯にしないための努力というと、まず最初に頭に浮かぶのは歯磨きだと思います。「食べたら磨く」を実践することは歯の健康のためにもちろん大切ですが、単純に歯磨きだけをしていればそれでいいということではなく、お子さんのお口の中の状態はおやつの種類や与え方などを含む普段の食生活に大きな影響を受けます。歯磨きは問題なくできているのに、なぜかくり返し虫歯になってしまうというお子さんは、話をよく聞いてみると喉が乾いた時にお茶や水ではなく頻繁にジュースを飲んでいるということがあったりします。お子さんが欲しがるからと甘いお菓子をだらだらと与え続けて、ジュースや乳酸飲料を日常的に飲ませていると、いくら歯磨きをしていても虫歯は防げません。それほど特別なことは必要なく、歯磨きの習慣を続けながら、おやつの時間をしっかり決めて甘い飲み物も特別な時に限るなど、普段の食生活から改めていくことでお子さんの歯を守ることに繋がります。

乳歯の役割と永久歯への影響について

乳歯の役割と永久歯への影響について

乳歯は成長と共にいずれ抜けてしまう歯であることから、お子さんの乳歯が虫歯になっても永久歯ほどは気にならないという親御さんもいらっしゃるかもしれません。しかし乳歯はそれほど軽く考えて良い歯ではありません。後から生えてくる永久歯の場所の確保や、正しい噛み合わせの維持など、乳歯だけが持つ大切な役割があるのです。乳歯がボロボロの状態で放置してしまうと後から永久歯が生えてこようとしても場所が狭いために出てくることができなかったり、噛み合わせが崩壊してしまったりと、歯並びを含む口内環境が悪くなるだけでなく、顎の成長や姿勢にも悪影響を及ぼします。永久歯だけではなく、乳歯にも大切な役割があるということを親御さんがしっかり自覚して、お子さんの乳歯も永久歯同様に虫歯にならないようしっかりケアをしてあげることが大切です。

かかりつけ歯科医を持つことの大切さ

かかりつけ歯科医を持つことの大切さ

かかりつけの歯科医院を持つことは、大人ばかりではなくお子さんにとっても重要です。かかりつけ医であれば、ある程度長い時間にわたってお子さんと接することにより、歯科医師がお子さんの性格や生活環境、虫歯になりやすい歯など、さまざまな傾向を把握することが可能になります。お子さんの治療では将来を見越して長いスパンで考えながら治療を進めていくことも多いため、同じ歯科医院で長期にわたって見てもらった方が良い結果が得られやすいといえます。医師が細かいお口の状態の変化を理解して、先のことまで考慮した治療計画を立てられることと合わせて、定期検診の機会に親御さんに歯に関する正しい知識や治療の大切さ、効果的な歯磨き・仕上げ磨きの方法を知っていただけることもかかりつけ歯科医を持つ大きなメリットです。大切なお子さんのかかりつけ歯科医として、当院がお口の健康作りのお役に立てたら幸いです。

歯科医院を好きになってもらうための工夫

歯科医院を好きになってもらうための工夫

お子さんは「今何をしているか」がわからないと不安な気持ちに襲われるものです。当院で行うお子さんへの治療では、これから何をどのようにするのかお子さんにもわかるように話し、それに用いる器具を見せてから、話して聞かせたとおりのことを鏡を見せながら行います。治療用ライトについている鏡に治療している状態が直接映るので、今何が行われているかを自分の目で確認することができ、恐怖心を感じることがありません。また、スタッフ一同が特にお子さんとは歯科治療とは関係ない話も積極的にするように心がけています。「今何年生だっけ?」「クリスマスにはどんなプレゼントをお願いする?」などの気さくなお喋りを通じて、お子さんとの信頼関係を少しずつ築いていきます。当院では歯科医院に苦手意識を持っていたお子さんにも「歯医者さんって怖くない!また行きたい!」と治療後に思っていただけるような、お子さんの気持ちに寄り添った歯科治療を目指しています。

年齢別 お子さんが陥りがちな歯のトラブルとその対処

0歳~3歳

歯磨きを極端に嫌がる子が多いのがこの時期の特徴です。しかしお子さんのためを思えば、嫌がっているからと歯磨きをしないことで虫歯ができて後で大変な思いをするよりは、押さえてでも歯磨きをしてあげることが必要です。お子さんを仰向けに寝かせて、足の間に頭を挟み込むようにして手や肩を押さえると磨きやすくなります。長い時間磨く必要はなく、ポイントを押さえて素早く磨いてあげて、終わった後はしっかり褒めてフォローしてあげましょう。成長するに従って、お子さんも仕上げ磨きに慣れてきます。なお、哺乳瓶でジュースを与えることや、大きい年齢まで母乳を飲ませることは虫歯のリスクを高めるので、注意が必要です。

3歳~6歳

この時期には比較的歯磨きもできるようになってきますが、本人の歯磨きだけで汚れを落とすことはまだ難しいので、親御さんの仕上げ磨きがどこまでしっかりできているかが重要です。歯科医院の明るいライトの下でプロが磨いてあげるのとは異なり、ご自宅の環境では見づらいためにどうしても奥歯まで歯磨きをあてることが難しく、磨けているところと磨けていないところの差が出やすくなります。また、仕上げ磨きで難しいのは力加減です。力を入れすぎると歯ぐきから血が出ることがあり、お子さんも磨いてもらうことを嫌がるようになってしまうので、当院で痛みのない効果的な仕上げ磨き方法のアドバイスをさせていただいています。

6歳~12歳

身体の成長に伴って顎も成長し、乳歯から永久歯への生え変わりが始まります。6歳臼歯と呼ばれる初めての永久歯の奥歯は今までの乳歯よりもさらに奥に位置しているため、生えてきたことを見逃してしまって歯磨きがおろそかになりがちです。さらに永久歯が生えて2~3年の間はまだ未成熟で表面が少し柔らかく、虫歯のリスクが非常に高くなっています。もちろん乳歯でも虫歯にならない方が良いですが、一生使うことになる永久歯は特に生え初めの段階のケアをしっかりと行うことで良い状態を長く保つことができます。虫歯などがなくても、生え変わりがスムーズに進んでいるかどうか歯科医院のレントゲンで定期的にチェックをして、必要に応じて的確な対処をすることが求められます。

学校歯科検診だけでは歯の健康は守れません

学校歯科検診だけでは歯の健康は守れません

幼稚園や保育園、小学校などでは年に一回学校歯科検診が実施されますが、学校検診で充分な虫歯の診断を行うことは物理的に不可能だということを知っておく必要があります。虫歯は単純に口を開けてもらって覗くだけで全てわかるものではなく、レントゲンで見なければ気づかない小さな虫歯や、歯についた汚れや唾液を取り除いて初めて見えてくる虫歯などもあります。穴が空くほどの大きな虫歯でも、その部分に食べかすが詰まった上に唾液で濡れていると穴が埋まって見えてしまい、判別が困難です。学校検診はある程度大きい虫歯があるかないかを確認するためのスクリーニング的な意味合いで行われているに過ぎず、「虫歯なし」の結果を貰ったからと安心してしまうことは避けるべきです。学校歯科検診の結果にかかわらず、歯科医院の定期検診に来ていただき、整った環境の中で精度の高い虫歯のチェックを受けていただくことを強くおすすめします。

お子さんが歯の怪我をした時の注意点

お子さんが歯の怪我をした時の注意点

元気なお子さんに多いトラブルに、「遊んでいる時に転んで前歯をぶつけてしまった」などの歯の外傷があります。口の周囲に強い力がかかると、歯が折れたり、欠けたり、場合によっては歯が完全に抜け落ちたりしてしまうことが見られます。そのような突然起きた状況には、できるだけ早く歯科医院で処置をすることが大切です。転倒や強打によって歯が完全に抜けてしまった場合には、取れた歯を抜けた穴にもう一度戻して固定することで元の状態に戻せる可能性があります。そのためには、歯の根の周囲に付いている歯根膜とよばれる膜を乾燥させないことがもっとも重要です。抜けてしまった歯は流水でごく軽く洗い、可能であれば牛乳の中に入れて、容器ごと歯科医院にお持ちください。牛乳は元をただせば牛の血液であり、塩分濃度などが人間の血液に近いため歯根膜を保護する効果があります。薬局や学校の保健室には歯の保存液が置かれていることがあり、そこに浸すのがもっとも効果的ですが、何もなければ水道水やお口の中に入れていただいても構いません。完全に抜け落ちずにグラグラ揺れている場合でも、固定して戻せる可能性が残されています。当院では外傷で来院された患者さまに対しては優先的に診療室へご案内し、最も良い対処を行っています。

妊娠中の方の歯科治療

妊娠と歯周病の関係

妊娠と歯周病の関係

「妊娠中は歯が弱くなりやすい」と思われている方が多いですが、実はそれは誤りです。骨についてはカルシウムが常に出入りしているため、妊娠中に多少弱くなる部分がありますが、一回体で作られて生えてきた歯はその後何も変わることはなく、「妊娠したために歯がスカスカになる」といったことは基本的にはありません。ただし歯周病に関しては、女性ホルモンの増加で歯周病菌が活性化することから、妊娠している方は歯肉炎や歯周炎、それが進行した歯周病にかかりやすいということがわかっています。元々はお口の中の状態がとても良かった方でも、妊娠中に歯ぐきが大きく腫れやすくなることが多いため、普段以上の丁寧なケアが必要になります。妊娠している女性が歯周病にかかっている場合、早産や流産、低体重児出産のリスクが高まるという統計も出ており、お腹の中の赤ちゃんを守るためにも適切な歯と歯ぐきのお手入れが重要です。

妊娠中の歯科治療

妊娠中の歯科治療

妊娠が理由で歯が弱くなることはないとはいえ、つわりのために歯磨きをするのがつらかったり、普段よりも間食が増えてしまったりと、口内環境が悪化する要因が増える時期でもあり、虫歯リスクが高くなるのは事実です。妊娠中には歯科治療は受けられないのではないかと心配している方もいらっしゃるようですが、安定期に入った方であればほとんどの歯科治療は問題なく受けることが可能です。必要な場合には産婦人科の医師と相談しながら、妊娠中こそ虫歯や歯肉炎などの治療を積極的に受けておくことをおすすめしています。歯科の麻酔は局所麻酔のため使用する麻酔薬の量もごく少なく、麻酔を打った部分で分解されてしまうので、母子共にまったく影響はありません。レントゲンの撮影や飲み薬の処方については妊娠中の方に対してはできる限り控えて、お母さんが不安に感じる部分は最大限の配慮をしながら適切な治療を行っています。

妊娠中に気をつけていただきたいこと

妊娠中に気をつけていただきたいこと

妊娠中も普段通りの歯磨きの習慣を続けていただくことが理想ですが、つわりが重い妊婦さんは口に歯磨きを入れるだけで吐き気がして歯磨きができない方もいらっしゃるので、どうしても難しい場合はうがいをこまめにするなど、できる範囲での口腔ケアを心がけていただければ良いと思います。安定期に入った時点でできれば一度歯科を受診していただき、お口のトラブルを解消しておくと安心です。虫歯が軽度なうちは簡単な治療で済みますが、受診をためらっているうちに進行して痛みが出てしまうと、飲み薬も飲めない中で大掛かりな治療を受けることになり、患者さまの受ける負担が大きくなってしまいます。また、歯磨きがしづらいために磨き残しが出ることや、妊娠中は歯肉炎や歯周病になりやすいことから、一時的に口臭の症状が出る方も見られます。内科的な要因がなければ丁寧な歯磨きを心がけることで症状は改善されますので、診察時にお口の状況をチェックして、出血が多い部分や磨けていない部分があればお伝えし、時間をかけずにできる効果的なお手入れ方法や、適切なアドバイスを行っております。

「マイナス1歳からの予防治療」とは

「マイナス1歳からの予防治療」とは

お子さんの歯を虫歯から守るためには、産まれる前からの取り組みが必要です。産まれたばかりの赤ちゃんのお口の中には虫歯の原因となる菌はなく、お子さんと接している大人から菌が移ることで虫歯に繋がることがほとんどです。箸やスプーンの共有や食べかけを与えること、スキンシップとしてのキスなどからお子さんに虫歯が移ってしまうのです。お子さんを虫歯にさせないためにはそういった原因を排除することはもちろん、周りの大人のお口の中から虫歯菌を減らしておくことが大切です。やはりお父さん、お母さんのお口の中が綺麗ならお子さんの口の中の環境も良いことが多く、逆の場合も同じことがいえます。それは歯磨きの習慣や食生活など、歯の健康に関わることについてお子さんが両親の影響を大きく受けるためです。お子さんがお腹にいる頃からお口の中を綺麗に保っておくことで、お子さんのすこやかな未来に繋がります。

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